持続可能性と家族制度のイノベーション (弁護士 石橋伸子) ― News Letter Vol.15より
◆日本に帰ってくる?
友人の娘さんがフィンランドに留学しています。高校生です。
日本の友人たちの話題は大学入試。帰国してから入試の準備に間に合うのだろうか、と少し心配しているらしいのです。
私は思わず「えっ帰ってくるの?外国の大学に進学して国際機関で働く方がいいのでは?帰国してもうっつまって面白くないよ。」と即座に返してしまっていました…。
そうです、フィンランドは2021年世界幸福度ランキング1位(日本は56位)、ジェンダーギャップ指数2021は2位(日本は120位)、首相は世界最年少30台の女性サンナ・マリーン、内閣19人のうち12人が女性閣僚…、という私にとっては垂涎の国であり、彼の国で学んでおきながら何も日本に帰らなくとも!と思ってしまったのですが、自国をそう思ってしまっていることに愕然としました。
◆持続可能性の崩壊と夫婦別姓
明治維新後、人口激増を背景に高度経済成長を遂げた140年間は2008(平成20)年に終わりました。
その後は、人口は減少傾向となってそのスピードが加速化し、また年齢構成も、生産年齢人口が減少して高齢化率が急上昇するという、劇的な変化の最中にあります……(続きはこちらから ⇒ News Letter Vol.15・page 2)