ミャンマー訪問記【1 空港、そして人材派遣会社】
2019年2月、久し振りにミャンマーはヤンゴンを訪れました。
銀行、そしてIT企業の方と一緒です。
まずは降り立ったヤンゴン国際空港。
すっかりリニューアル、拡張され、先進国の空港とほぼ変わらない印象に驚きました。
以前 訪れたときは電力事情を反映して、空港がとても暗く、灯りは人の心も明るくするんだということに改めて気づいた位でした。
COACHなどのブランドショップがずらっと並んでいます。
もっとも床のカーペットはあちこち撓(たわ)んでいて、日本だったらクレームの嵐の対象になるだろうという感じではあります。
また、突然の停電。
1分程で回復したがレジも何もかも一旦停止状態となりました。すぐに回復したところからしますと自家発電装置があるのでしょう。
空港からタクシーでホテルに荷物を置くとすぐに人材派遣会社を訪問しました。
J-SAT西垣社長にパワーポイントで、ミャンマー人材の特徴などを詳しくご説明いただきました。
ミャンマーはベトナムと比較して勝つものは何もない。
ベトナムはアメリカの経済制裁解除が1994年、
これに対しミャンマーは2016年。
タイの方がビールですらミャンマーより安い。電気代もミャンマーは高いから。
インフラが整っていない。
以上のとおり、ミャンマーは発展するしかないという状況にあり、将来性のみで伸びている。
そのため、現状は国内に仕事がなく、国内より海外に就職している現状。
だから求人をすれば日本とは異なり、大変多く集まるが、気を付けないといけないのは求めている人材と合うのかどうか。
現在、ミャンマーには日本への送り出し機関は約126ある。
当社は大学を卒業している人しか、紹介対象にしない。
そういえば、空港のトイレは、3室のうち、1室は塞がっていることが少なくありませんでした。
あれは職員がさぼるために個室に籠っているのだと聞きました。
暑い国です。勤勉に働いていたら身体がもたないという暮らしかもしれません。
大学を卒業している人は勤勉に働く基礎ができていると見ることもできるのだと思いました。
人手不足で外国人を採用せざるを得ない企業が増えていくと思われますが、送り出し機関がどんな方針で、どの様に人選しているのかを確認し、見極める必要があると強く思いました。
(2019.2.24記す 石橋伸子)